看護師になって数年、新人から独り立ちへと成長。
年数が経てば本来の看護業務以外にも、役割が与えられることは自然な流れです。
看護の業務以外にも?どんなもの?
例えば。。。部署や施設によって変わりますが,
以下のようにたくさんあります。
- 係の仕事
- 学習会の担当での資料作りとプレゼンテーション
- まとめや報告書の作成
- 委員会活動
- 看護研究など
看護師3年目の娘が、やるべきことが多すぎてできない。。。と悩んでいます。
やることが多すぎてできない!
聞けば、まさに自分に与えられた役割がこなせずに、たまっていってるとのこと。。。
ためすぎて消化できず?
管理職を15年以上していて、何でも早く終わらせないと気が済まない私としては、「なんで?さっさと終わらせたらいいやん!」と思うのですが、本人にしてみればそんな簡単なもんじゃないと、大きな悩みになっているようです。
だってできないもん!
娘は苦手なことを後回しにしてしまう性格でもあります。
ストレスがストレスを生んでがんじがらめ・・・
ここでは、難しいことは抜きにして、以下のことにフォーカスします!
- そもそも何ができないのか
- なぜためてしまうのか
- どうすれば消化できるのか
- どうやって解決するか
やるべきことがたまりストレスになっている娘に対して、アドバイスしたことをこれからお伝えしていきます。
ストレスとは
まず、ストレスとはどういったものでしょう?
ストレスとは
外部からの刺激などによって体の内部に生じる反応のこと。
ストレスの原因となる外的刺激をストレッサーといい、これを含めてストレスと表現されることもあります。ストレッサーには、暑さ寒さや有害物質など物理的・化学的なもの、病気や飢え・睡眠不足などの生理的なもの、職場や家庭における不安・緊張・恐怖・怒りなど心理的・社会的なものなどがあります。人間では特に心理的・社会的ストレスが大きいとされています。
引用:厚生労働省e-ヘルスネット
ストレスになる原因
娘の場合は、自分に与えられた役割がこなせていないことが大きな原因!
できないのではなく、やってないんじゃない?
厳しいようですが、言い訳にしてやっていないという現実があるのです。
逃げて楽になればいいのでしょうが、逃げてもしょうがないです。
給料を貰って働いている以上、与えられた役割をこなすことは逃れられず、使命なのです。
しないといけないことは分かっているのに、できてない自分に対する罪悪感があり、それがさらにストレスとなっている状態です。
それは何の解決にもならず膨らむ一方で、そこを解決しない限り次に進めません。
何ができないのか、できていないのかを自分で知ることから始まります。
わかったよ、じゃあどうすればいいの?
一緒に考えていこかー!
看護業務以外の役割とは
役割は個人目標で決まる
多くの病院では目標管理シートがよく使われ、個人目標を書いて評価していきます。
- 看護実践能力
- 組織的役割遂行能力
- 自己教育、研究能力
その中に自分のやるべき役割、タスクを入れ年度末までに実践していくのです。
実践した結果は自己の評価につながり、ボーナスに影響するのです。
ふりかえってみよう
何ができないのか
そもそも何ができないのか本人がわかっていない場合があります。
実際にはできているのに、自分ではできていないと思い込んでいるのです。
真面目に考えすぎて、自分で自分の首を絞めているのかもしれません。
ちゃんとできてるのに「私ダメなんです」って思い込んでる子もいてる
なぜためてしまうのか
- やる気がない
- 面倒だから
- 忙しすぎて時間がない
- やり方がわからない
- 忘れていた
理由はあんまり良くないものばっかり。。。?
そうかも・・・
どうすれば消化できるか
まず、やらねばならないことを書き出してみましょう。
人は忘れる生き物であり、1日経てば7割以上忘れてしまいます。
1日で7割ってすごいよね
そういえばすぐ忘れてるかも・・・
記憶の実験「エビングハウスの忘却曲線」に提唱されています。
エビングハウスの忘却曲線とは、ドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスが提唱した、特に中期記憶(長期記憶)に対する時間の経過と記憶の関係を表した曲線のことをいいます。
人の記憶は「時間が経つほど忘れてしまう」ものです。
エビングハウスはこの時間と記憶の相関関係における実験を行い、
- 1日後には74%
- 1週間後には77%
- 1か月後には79%
の記憶を忘れてしまうことを、この忘却曲線にて示しました。
引用:日本経営心理士協会
箇条書きでも何でも自分がわかりやすい書き方でいいです。
私がよくやるのは付箋にメモ書きし、目のつくところに貼っておきます。
終わった付箋は捨てていき、常に少なくなるよう見直していきます。
解決方法
役割は自分で決める
一番いいのは、役割を自分の得意分野にし、これだったらできるというものを選択することです。
上司との年初の面接時に伝えることにより、やる気も感じられお互いに良い結果が期待できます。
こういう事がしたいって言ってくれると嬉しいよ!
そうなんや
年間を通してする役割は前期と後期にするべきことを書き出し、なるべく前期に半分以上終わらせるよう計画。
時間が経てば忘れてしまい思い出すのに余計な時間がかかるので、記憶が鮮明なうちにやれることはやってしまいましょう。
深く追求しすぎない
そうは言っても、自分で決めることができず、与えられたことをしなければならない場合もあります。
前年度から引き継ぎやベースがあるものは真似る、変わったところを修正・追加するだけ。
大きな評価は期待できませんが、やらずにためていくよりはいいです。
あまりにもストレスとなって肉体的・精神的にも辛い状況の場合は、うまく活用して乗り切りましょう。
うん、わかった!
ここはえらい素直やな
日ごろ心がけること
とにかく早くする、これにつきます。
言われたことは後回しにせず、すぐやるか、できない時は付箋にメモ!
ぎくっっ
言われる前にするのがベスト!
何回言ってもやらない・遅い人は、その場ですぐできることをやらない傾向にあります。
できないのであれば、いつまでにするのか伝えておくことが大事です。
特に上司への報告はできるだけこまめに行い、自分がちゃんとやっているアピールをしておきましょう。
何度も言いますが、人は忘れる生き物なのです。
内容にもよりますが遅くとも月末までに、翌月に持ち越さないように心がけましょう。
やるべきことはその日のうちに!
相談する
ひとりで抱え込まず、同僚や先輩・上司に相談することも大事です。
上司になんて言えない!って人は定期的な面接時に、進み具合やつまづいていることを素直に伝えましょう。
言って怒られないかな。。。
何考えてるか分からんより断然いい
上司だって人間です。
伝えることによってお互いに意思疎通でき、どうすれば良いかヒントやアドバイスがあります。
受け身になるだけでなく、自分からコミュニケーションをとることも有効です。
どうしようもない時
あらゆることも考え、試してもどうしようもない時は。。。
部署異動か転職を考えることも解決の糸口になります。
結局は自分自身が一番大切です。
壊れてしまって取り返しがつかなくなるより、次の選択肢を自分で決めチャレンジしてみましょう。
環境を変えればできることもある
まとめ
以上、タスクがこなせない娘にアドバイスした内容をお伝えしました。
- 何ができないのかふりかえる
- できないではなく、やっていない現実がある
- 忘れる前にとにかくやる
- 役割は自分で決める
- 深く追求しすぎない
- 後回しにせずできない時はメモする
- 相談する
- 異動や転職を考える
看護業務以外のやるべき役割をこなすのは大変です。
コツを掴んで早めに終わらせるようにしましょう!
ためてもいいのはお金だけ!笑
以上、参考になればうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。