やれやれ、ファーストレベル頑張ったな。。。と思うのもつかの間。
月日はあっという間に流れ、キャリアも積まれていきます。
そんな時、よく聞く研修が「セカンドレベル」ではないでしょうか?
認定看護管理者教育の一環で、段階的にステップアップし、ファーストレベル・セカンドレベル・サードレベルを経て認定看護管理者になることができます。
セカンドレベルはこの教育課程の2段階目にあたり、より高度な管理職に必要な知識やスキルを学ぶためのカリキュラムとなっています。
次はセカンドレベルやね!
またレポート書くのか。。。やれるかな。。。
私は、2018年にファーストレベル、2021年にセカンドレベルを受けて合格しました。
結果、受けてよかったです。
なぜそうなのか、私の経験をもとにメリットとデメリットを紹介します。
最後に、知っておいた方が良いこともお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
セカンドレベルとは
日本看護協会では以下のように明記されています。
看護管理者として基本的責務を遂行するために必要な知識・技術・態度を習得する
日本看護協会より引用
1)日本国の看護師免許を有する者
2)看護師免許を取得後、実務経験が通算5年以上ある者
3)ファーストレベルを修了している者
または看護部長相当の職位にある者、もしくは副看護部長相当の職位に1年以上就いている者
受講時間は180時間で原則、週に2〜3日を約3ヶ月間かけて受講します。
様々な専門分野の講師を招いて講義を聞き、グループワーク、発表、レポートを書くことが一連の流れです。
レポートの書き方は論理的に文字数制限あり、参考文献・引用文献など細かな指示があります。
規定に反すると減点され、合格に左右されます。
ファーストレベルと同じく、講義・グループワーク・発表・レポートですが
後半にレポート提出の期限ラッシュがあり、結構ハードでした。
ファーストレベルのときよりもテーマが深く、文章を書くのに気合と根性が必要でした。
最終、自施設で実施する実践計画書を作成しなければなりません。
だからこそ、本当にやりたいことを見極めるのが重要だよ!
計画書の内容によってグループ分けされ、 講師に指導・添削してもらいながら作成していきます。
実践計画書はパワー ポイント作成して、最終日に講師・受講生全員の前で発表があるのです。
その発表が最終関門というわけです。
メリット
以下、5つのメリットがあります。
管理に必要な知識が増える
日々自分の業務をこなす事に集中していたので、管理の知識を得て仕組みに目を向ける機会となりました。
また、たくさんの専門講師の講義が生で聞けました。
ユーモアがあって惹きつけられたり、今でも心に残る講義があります。
レポートを書く能力が身に付く
受講前に「受講動機」のレポートを提出し、選考を通過する時から始まっています。
受講後も教科目ごとにレポート提出があります。
論理的に文章を書くことが大事!
他施設の意見が聞ける
自分と同じような環境ではどのように対応しているかなど、意見が聞け、参考になります。
また、友達ができて悩みが共感でき、解決のヒントになります。
LINEグループで今でも繋がってるよ。
質問し合ったり、久しぶりに会って食事したりと、今でも仲良くしてるよ。
違う環境でリフレッシュできる
環境が変わり、仕事を忘れて気持ちを切り替え、リフレッシュの機会となります。
施設にもよりますが、出張扱いで参加することができ、仕事から離れた時間ができます。
研修の方がいいわーという声も多々あり
両立は大変ですが気分転換となって時間の経過が早く感じました。
転職に有利
履歴書の経歴に書けて、転職時の書類選考時に有利となります。
入職中に受講するとなると、病院側も時間とお金がかかるので、すでに学んできた人なら選考理由の一つになります。
受け入れ側としては、ラッキーというか嬉しい人材ですよね。
デメリット
以下、3つのデメリットを紹介します。
時間がない
週に半分は本業の仕事をしながらになるので時間がなく、集中してレポートを書けない状態でした。
後半の休日は、ほぼレポートを書く時間になっていました。
値段が高い
受講料は、看護協会入会者で21万くらいかかります。
所属施設が負担してくれるところもあるようですが、私の場合はその半額は自己負担でした。
そして受講したからといって給料が上がるわけでもなく、あくまで自己研鑽。。。でした。
施設によっては人事考課でボーナスアップなんてこともあるよ!
受講料以外にも、テキストや参考書代が必要と申し込み用紙が添えられています。
同じものはネットでも買えます。
全て購入すると約4万円相当!
高すぎっっ!!
期間が長い
期間が長いということは、その間仕事に穴を開けることになります。
安心して仕事を任せ、フォローしてもらえる関係性が必要になってきます。
知っておいた方が良いこと
早めに受ける
受けるならできるだけ早い方がいい。
なぜなら受講生はみんな若く、40代が半数以上でしたね。
受講生49人の内訳
- 40代・・・・・26人
- 50代・・・・・23人
- 60代・・・・・1人
私はアラフィフで、セカンドレベルを受けました。
ファーストレベルを受けた3年後です。
他に、1年を経たずして、連続で受けた強者の方もいました!
勢いのあるほうが、間を開けてリセットされるより効率が良いかもしれませんね。
修了審査について
結果、満点はとっていませんが、合格できました。
私は通過さえすればいいものと思っています。
受かればいいんだよー!
だってセカンド受けたよーとかは話題になっても評価いくらやった?までは話題に上がりませんから。
結果が全てだしその過程においてすでに多くのものを学べます。
しんどくても合格に向けて努力した達成感と人との出会い、交流が持てました。
テキストほぼ使わず
テキストは指定の分を揃えるよう、通知がきます。
ファーストレベルから3年経ち、テキストが改定されデザインも変わっていたので、迷いましたが購入!
通知にもわずかに割引がありましたが、送料は自己負担となってて。。。
調べてみると、ネットの方が送料込みでさらに安く買えました。
でも講師は、オリジナルのコピー資料を準備して、それに沿って講義するので、購入したテキストを使う事がほぼありませんでした。
やっぱりファーストの時と同じ!高かったのに!
最初のうちは研修先に持参していましたが、重いので途中で持参することもしなくなりました。
レポートを書くときに参考や引用文献として用いるくらいでした。
事前に行かれた方が購入されていたらお借りするのがいいと思います。改定されても大きく内容は変わらないので新たに購入することはないです。
実際、メルカリなどでも使用後の教科書は売られています。
私もメルカリに出品したら、半値くらいで即効売れました!
購入するなら、売ることを想定して書き込みせず、付箋などで綺麗に使っておこう!
まとめ
以上、5つのメリットと3つのデメリット、知っておいた方が良いことを紹介しました。
- 管理に対する知識が増える
- レポートを書く能力が身に付く
- 他施設の意見が聞ける
- 違う環境でリフレッシュできる
- 転職に有利
- 時間がない
- 値段が高い
- 期間が長い
- 早めに受ける
- 終了審査について
- テキストほぼ使わず
ファーストレベルだけ受けた人は多いけど、セカンドレベルまで受けると箔がつくという安易な考えがありました。
でもやっぱり、向上したいやってみたいという気持ちが芽生え、挑戦することになりました。
人との交流やたくさんの知識を得ることができ、文章を書く技術が身につきます。
自身の知識やモチベーションが上がるので、
メリットの方が多くて学ぶことが好きな方にはおすすめします。
参考になればうれしいです。