看護師シフト作成のコツ 不公平にならないための5つのルール

*本記事には広告を含んでおります。

今度の休日に何しよう?どこ行こう?など予定を決めることはとても楽しいですよね。

個人のスケジュール管理は誰に言われることなく、いち早く自然とできるものです。

看護管理者の業務の中でも何より大事なのが勤務表、いわゆるシフト表です。

いやいや、もっと大事なこといっぱいあるやろ・・・

いいえっっかなり重要です。

なんてったって、これに関してはみんな争奪戦!

翌月の自分の行動、プライベートに大きく影響されますもんね。

目次

シフト表

現在、私は2交代制の夜勤がある病棟に所属しています。

私自身は管理職なのですべて日勤なんですけどね。

(病院によっては管理当直と言って交代で夜間当直するところもあると思います。)

出来上がった勤務表を公開したあと、スタッフは暇があれば何度も何度も見てます。

まさにナースステーションのベストセラーといいましょうか...(笑)

自分のシフトだけでなく他のスタッフのシフトもチェック!!

いや、大きなお世話っっ

基本、私は全力でみんなの休み希望を尊重し、できるだけ希望通りに組めるよう考えます。

それができるためにはそれぞれの希望がかぶらないようにルールがあります。

ルールとは

  1. 休み希望は1人5つ
  2. 平日と休日の人数割合看護師20人として、1日あたり平日は2人・休日は6人まで
  3. 休み希望がかぶるときは必ず個人交渉
  4. かぶらないよう1か月以前にスタッフ同士、別で希望を出し合っておく
  5. 連休希望は最大3日(長期を除く)

1 休み希望は1人5つ

ひと月に休みを5つまで出してもいいことにしています。

hana

中途採用者からは、5つは割と多いですねとの声もあったよ!

夜勤を希望する場合は、「夜勤入り・明け・休」と1セットになるので その時点で希望が3つということになります。

2 平日と休日の人数割合

看護師20人として、1日あたり平日は2人・休日は6人までにしています。

平日は病院自体がフル稼働で予定入院や緊急入院も多く、日勤者ができるだけ 多く必要なので2人までにしています。

休日はドクターたちも休みだし、指示出し指示受けなども少なく、 退院される方も多いので6人までにしています。

病棟勤務は平日のすいている時に休みを取れるというメリットもありますが、看護師以外の友達との交流を取りたいときイベント参加など、どうしても暦通りの土日の休日も必要です。

3 休み希望がかぶる時は必ず個人交渉

冠婚葬祭や、やむを得ない事情がある場合以外は、各自で個人交渉して決めてもらいます。

それでもかぶっている時は声掛けします。

すると大体みんなずらしたりと変更してくれてます。

4 1か月以前にスタッフ同士、別で希望を出し合っておく

これは、3に書いたように、1か月前では決めきれない、それならもっと前から準備しておくといった考えで、スタッフから提案がありました。

前もって分かっているならそれを公開しておくことで抑止力にもなるようです。

自分たちでなんとかするという気持ち、とっても嬉しいです。それだけ休みに対する思いも強いということですけどね。

5 連休希望は最大3日(長期を除く)

連休を希望するとそれだけで希望がかぶる確率は高くなりますから、最大3日と限定しています。

でないと、公休とのバランスがとれなくなります。夏休みなどの長期休暇は別です。

ルールを決めても中々、その通りにはいかないこともあります。

でも、それが守れないと自分たちの業務にしわ寄せがいくということを理解してもらうよう、何度も何度も説明しています。

普段からの関わり方も大きく影響するので、定着するまでに2~3年はかかりました。

病棟看護師は連続の日勤を嫌うので最大4日までにしています。そして連続勤務は5日まで。

夜勤の好き嫌いも把握したり。夜勤メンバーの好き嫌いは基本聞き入れないようにしていますが、仕事に支障の出る場合はメンバー調整も考慮します。

hana

これがなかなか大変なのよ・・・

リーダー・フォロワーの関係性も考慮します。

あとは、1人1人の勤務をみて、自分がそのスケジュールで働けるかどうか当てはめてみてバランスをチェックしていきます。

hana

私も休みたいもん

基本、みんな忙しくても休みたいですもん。そのためにはいかに効率よく業務をこなすか、タイムマネジメント能力が発揮されます。

まとめ

事前計画・交渉することによって、お互いが気持ちよく勤務できる予定表になると思います。

勤務作成者のみなさん、陰口たたかれて大変かもしれませんが、ベストセラーを意識して毎月作成一緒にがんばりましょうね。参考になれば嬉しいです。

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